セラコートCシリーズ!バイクマフラー塗装の実力とは
マフラー塗装に使用されるセラコートとは?
最近はバイク業界でも名前を知られてきたセラコートですが、主に耐熱性に特化したCシリーズ、耐衝撃耐久性に優れたHシリーズの主に2種類があります。
今回は耐熱性に特化したCシリーズの塗料をご紹介いたします。
バイクマフラーの塗装に使用する耐熱塗料Hシリーズですが塗料は1液硬化型塗料になります。
セラコートは主にセラミックを主成分としたセラミックコーティング剤で塗装膜厚が薄いコーティング塗装剤になります。
塗料自体はアメリカ発祥の塗料で、日本では正規輸入代理店の鈴友株式会社が販売をしており、当社は鈴友株式会社からセラコートの技能研修を受けた認定施工所となります。
耐熱650度から耐熱1200度の差
当社では耐熱温度の高い塗料を長年探しセラコート導入前は耐熱650度の耐熱塗装が限界でした。
ハーレーダビッドソンなどの車両などでは耐熱650度の耐熱温度ではギリギリという所でしたがセラコートを導入しそういった車両にも安心して塗装が可能となりました。
耐熱650度ではマフラー出口すぐのエキパイ部分の塗装は徐々にですが劣化していきます。
耐熱1200度対応のセラコートは金属が赤くなるほど熱しても塗膜剥離の無いとてつもないコーティング塗装です。
セラコートCシリーズ作業工程(当社での)
ステップ1
まずサンドブラスト処理を行い旧塗装、錆を除去致します。
サンドブラスト工程はこちら
ステップ2
乾燥炉にて250度で空焼をします。
これは密着をよくする、油分を飛ばすなどの効果があります。
ステップ3
密着安定処理を行います。
(こちらオリジナル技法の為説明は省きます)
ステップ4
セラコートCシリーズを塗装
塗装はスプレーガンにて、極力膜厚が均一になるよう塗装します。
ステップ5
乾燥工程
ステップ6
検品、梱包、納品となります。
バイクマフラーの温度に耐えられる塗装
マフラーは急激な温度上昇など、バイクパーツの中で一番過酷な部品になります。
記載しました通りセラコートCシリーズは、今現在私が知りうる塗料の中では一番耐熱温度の高い塗料です。
またセラコートにはマフラーの熱を軽減するサーマルバリアー(断熱塗装があります)。
サーマルバリアーリンク
マフラーの塗装は剥がれる、劣化する物だと諦めているオーナー様もマフラーのお化粧直しに是非セラコートをご検討下さい。